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2003年10月20日

待ち人来たらず

A県H市3日目の朝、今日も天気が良さそうです。ホテルをチェックアウトして、病室に行くと奥さんがいません。一瞬「分娩室かッ!?」と思ったのですが、落ち着いて多目的ホールで待つことに。多目的ホールの入り口近くにいると、病室に戻ってくる奥さんと丁度会うことができました。

やはり検査でした。あまり奥さんを刺激しないようにいろいろ聞くのですが、どうにもハッキリしません。どうやら病院側は「いつ生まれる」とか「これからどうする」ということはハッキリ言わないようです。まぁ、それはそうですよね。うかつに「○○時に生まれる」なんて言って、いざその時間になっても生まれなかったら、「オマエ、○○時に生まれる言うたやないかぁっ!!」とかいうことにもなるでしょうし。

今朝も陣痛促進剤を二つ飲んだそうです。今日で入院して3日目。奥さんも焦っているのでしょう。ベッドで涙を流すこともありました。私には「大丈夫、大丈夫」としか言えません。今日の状態を奥さんの実家に知らせるために電話してみますが、誰もいません。こちらに向かっているのでしょうか?

奥さんはベッドの上で、胎児の心音をモニターする機械を付けていました。破水からすでに丸2日以上経っています。これ以上長引くとよくない影響もあるらしいです。機械からは大人とは比べ物にならないくらい早い胎児の心音が聞こえています。この機械は無線でナースセンターに胎児や妊婦の情報を常に送っているようです。

しばらくするとその機械もはずされ、丁度奥さんのお母さんとお兄さんがお見舞いに来てくれました。お母さんもだいぶ心配されているようです。この時点ではまだ帝王切開にするとか具体的に話は何も決まっていません。医療の現場はそういうものなのでしょう。確証のないことは決して口にしないというのが、マナーなのかもしれません。

お母さんたちに何かあったらすぐに連絡することを伝えエレベーターまで見送りました。奥さんの陣痛は薬のせいかだんだんと痛みも強く、間隔も短くなってきています。たまに病室に来る看護婦さんに陣痛の状態を報告したり、診察室で検査をしますが、まだまだ分娩できる状態ではない模様。

昼食も奥さんは食べることができませんでした。検査の結果から今は病室で子宮口が広がるのを待たされているのでしょうが、さすがにちょっと不安です。痛みで食べることも眠ることもできずにツラそうな奥さんのそばで、私はただ見守ることしかできませんでした。

2003年10月20日 16:14|SAITO, Kazuo

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